内容説明
日本の面積の約3倍の面積を持つ「満洲国」のほぼ全域に足を延ばし、400ヵ所ほどの残存建築物を調査・撮影。取材のようすは「なぜ悲劇は生まれたのか 写真家・船尾修 旧満州の旅」としてNHK BS1で放映され、たくさんの建築物が残されていることなどが話題を呼んだ。中国東北部は今開発が進みつつあり、今後、残存建築物も取り壊しが進むだろうという時期にしっかりした取材で撮影されたなかから厳選した貴重な写真。
目次
旅順 満洲国建国への助走
奉天(瀋陽)1 満洲事変の舞台
奉天(瀋陽)2 異国にあった「東京駅」
新京(長春)1 原野の首都建設計画
新京(長春)2 皇帝・溥儀が信じた偽りの復辟
大連1 日本からの玄関口
大連2 大連は果たして夢の都だったのだろうか
ハルビン1 悪魔の誘惑と七三一部隊
ハルビン2 極東のパリと呼ばれた街
安東(丹東) 北朝鮮国境の朝鮮族の街
近代国家の誕生と終焉
著者等紹介
船尾修[フナオオサム]
写真家。1960年神戸市生まれ。筑波大学生物学類卒。出版社勤務の後、フリーに。アフリカ放浪後に写真表現の道へ。第25回林忠彦賞、第16回さがみはら写真賞、第1回江成常夫賞などを受賞。現在は家族4人で大分県の中山間地にて無農薬で米作りをしながら、作家活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kaz
2
当時の建築物がよくここまで残っているものだと、少し驚きを感じた。図書館の内容紹介は『「満洲国」のほぼ全域に足を延ばし、400カ所ほどの残存建築物を調査・撮影。戦後75年をすぎてもいたるところに残る威圧感のある美しい建築物を通して、リアルに「満洲国」が生まれた背景などを伝える』。 2023/04/01
takao
2
ふむ2022/11/01
甘鯛
0
流し読み程度。2023/10/08
あろあ
0
満州の建築物や町並みを瀋陽、長春、大連、ハルビンなど都市ごとに紹介しています。それぞれ歴史にも触れながら解説しているので興味深いし、文章も読みやすいですが、時系列ではないところがわかりにくい。あくまでも建築物の紹介でした。まあ図書ラベル5類ですからね。もっと満州の歴史を時系列で調べたくなりました。2023/04/20
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