内容説明
子どもの権利の原点・児童憲章のこころで、コロナを乗り越える。「児童は、人として尊ばれる。」児童憲章制定70周年に、新型コロナでおきる子どもの生活と発達の危機。「子どもを守る社会的な運動」が知恵を出し合う取り組みの実践と理論を紹介。
目次
第1章 コロナ問題の中で子どもの生活と発達を守り励ます(子どもが育つ・子どもを育てるとはどういうことか―コロナウイルス休校措置の中で、子育て・教育の本質を考える;コロナウイルス禍から子どもを守り育てるために ほか)
第2章 児童憲章の誓い―子ども観と子育ての原点(児童憲章を忘れてはならない;「児童憲章」制定70周年―忘れられていること・残された宿題 ほか)
第3章 子どもの権利条約の力―子ども観・子育て観の深化(子どもの権利条約をめぐる到達点と課題のいま;豊かな“子ども期”の保障に向けて―国連勧告を手がかりにして ほか)
第4章 現代社会における子どもの生活背景と社会参加(失われる地域・多様化する家族とヒューマン・ネットワークの創造;「子どもの居場所」を考える ほか)
補章 先達に学び子どもの権利と子育て問題を考える(「子育て」の概念と子どもの権利保障をめぐって―大田堯先生からのバトン;鈴木道太の子ども論と子どもの権利認識)
著者等紹介
増山均[マシヤマヒトシ]
1948年、栃木県宇都宮市生まれ。日本福祉大学社会福祉学部教授、早稲田大学文学学術院教授を経て、早稲田大学名誉教授。専門は、社会教育学、社会福祉学。子育て問題、教育・福祉問題、子どもの人権と文化問題など、総合的視点から「子ども研究」を進めている。日本学童保育学会代表理事、子どもの権利条約市民・NGOの会共同代表、子どもの権利条約「31条の会」共同代表、日本子どもを守る会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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