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内容説明
ひょうきんで甘えん坊の祥さんと、彼女の障がいと個性に深く寄り添おうとする支援スタッフの努力と、時に葛藤の物語です。支援スタッフが8年間にわたって克明に記した『祥さんの生活記録』をもとに、祥さんのお父さんが綴りました。
目次
1 自立への五十キロメートル(祥との記念写真;バイバイは、さりげなく;初めての面会)
2 祥の一日―「おはよう!」から「おやすみ!」まで(起床 祥の朝は早い;朝食 食堂には、いつも一番乗り;くつろぎタイム 退屈は祥の大敵;音楽活動 『悲愴』の連弾にハマる;昼食 仲良しとの外食;作業活動 作業室の“困ったちゃん”;入浴 祥はお風呂好き;面会 〆は必ず「マックでポテト!」;夕食・就寝 わたしのおうち;人は等しく;心を支えるということ)
著者等紹介
伊藤暢彦[イトウノブヒコ]
1941年愛知県生まれ。中央大学法学部法律学科卒業後、出版社、広告代理店勤務を経てフリーランサーとなる。1975年、広告・雑誌編集制作代理会社北辰社を設立。教育系出版社を中心に雑誌の企画・編集・取材・執筆活動を展開するかたわら、各種企業のPR誌・社内報・販促誌制作に携わる。1968年結婚。1970年長女未来、1971年二女亜美、1977年三女祥誕生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ぶんこ
43
障害を持って生まれた祥さんが、20年!待って入所した施設町田福祉園での生活が描かれていました。施設の方々の細部にまで心配りの効いたお世話ぶりに感動しました。思うようにいかないと手首を噛んだり、他の人をも噛んだりしてしまう。その他にもお世話をするには大変なことがうかがい知れます。これを70代の母親が担うのは無理でしょう。この本は父親が書いていて、お父さんもお母さんと同じように担っていると思い込んで読んでいたら、最後の実姉の話で母が殆どを担っていたと分かり絶句。家族にとっても祥さんにとっても施設良かった。2021/02/09
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