内容説明
貿易戦争、ファーウェイ問題、一帯一路…対立の底流には何が?
目次
第1章 米中相互依存経済から「新冷戦」化へ(トランプ政権における中国制裁の特性;ウォール街と多国籍企業の新中国戦略;米中ハイテク開発競争の「冷戦」化;「新冷戦」化阻止の新たなルールを)
第2章 米中覇権競争と多国籍企業(中国企業が米国企業を超える日;米国、世界銀行が設計した中国の産業・企業再編成;巨大経済圏「一帯一路」と中国世界秩序;多国籍企業と米中経済分断;ディカップリングと米国資本主義の再生)
第3章 多国籍企業の再編成―「内向き資本主義」と新型グローバル統合体(グローバル経営の戦略的後退;グローバル企業組織の変革;多国籍企業のデジタル変革とシリコンバレー進出;寡占的超過利潤と金融規制撤廃)
第4章 勢いづく軍産複合体(史上最強となった米国軍産複合体;巨大金融機関主導の軍産複合体復活;「新冷戦」下の二一世紀型核軍拡へ)
第5章 多国籍企業とタックスヘイブン(多国籍企業のグローバル展開とタックスヘイブン;米欧のオフショア規制とグローバリゼーションの限界;中国経済の巨大化とオフショア進出;強欲―脱税グローバリゼーションの末路)
著者等紹介
奥村皓一[オクムラコウイチ]
1937年岐阜県出身。早稲田大学政治経済学部卒。東洋経済新報社で中国問題、米欧多国籍企業・銀行担当の編集記者、編集局編集委員を務めた後に大東文化大学教授、関東学院大学教授を歴任。現在は公益財団法人・政治経済研究所主任研究員。1966年、博士・経営学(論文)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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