目次
プロローグ―私にとっての「尾木ママ」
第1部 尾木ママの子育てアドバイス(子育ての悩みQ&A 尾木ママに聞きたい!;尾木ママの子育てテーマトーク)
第2部 尾木ママが育った村(尾木ママの生い立ち;「尾木ママ」誕生の瞬間!;個性を大切にすることを求めて;現象ではなく、子どもたちの心に向き合う)
エピローグ アフターコロナの時代に―繋がりあって、新しい時代に生き延びる
著者等紹介
尾木直樹[オギナオキ]
1947年滋賀県生まれ。中高の教師として22年間、子どもを主役とした教育実践を展開、その後、法政大学教授など22年間大学教育に携わる。現在は同大学名誉教授、教育評論家、臨床教育研究所「虹」所長として、子どもと教育、いじめ、メディア問題を中心に講演活動、メディア出演、執筆など幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんすけ
19
全体に子どものと同じ目線で語ろうとしているのがわかる。 教師だから、親だからといって、子どもより多くを知っているわけではない。 ぼくが中学生のときだった。女性教師がこんなことを言った。「わたしは、みんなより先に生まれただけです。だから先生と呼ばれます」この言葉は今も強く刻まれてして、システム開発の新人教育をするときにも念頭に置いている。 たしかに長く生きているだけに経験は新人たちよりも少しは多いかもしれないが、今でも解らないことはたくさんある。だから教えるのではなく、同じように考えるように心がけている。 2023/07/21
ベランダ
7
尾木さんの「どうしたの〜?」ってあったかい。子どもに問題行動があったら、怒る前に「どうしたの?」とわけを聞く。尾木さんの両親や家族の話、生い立ちの話が書いてあってなるほどな〜と思った。高1を2回やることになったり、大学入試で力が出せずに浪人したり、教員採用試験が事故で受けられなかったり…失敗をおおらかに乗りこえて前に進む人生に勇気と元気をもらった。2009年に尾木ママとしてバラエティデビューした話もよかった。本や講演の対象が教員や学校関係者だったのがブワッと広がって子育てを変える力に。伝え方って大事ね〜♪2021/02/14
びすけっと
6
2020年7月刊。受け止めることと、子どもの思いを引き出すこと。時に親子として壁となること、家族としてのルールを作り上げること。親子ばかりではなくて、どのような関係においても応用が利くことですが、自分の意見・思いを優先してしまいがち。そのときの自分の感情を抑えつつ、まずは相手の思いを受容できるように・・・なりたいですねえ。2020/08/19
あべし
3
尾木ママの文章は読みやすいです。 自分の経験という事実を根拠に、考えを述べています。話が具体的で、納得がいきます。だから、人気が出るのだと、改めて思いました。 この本から学んだことは以下です。 ① 「どうしたの?」を口癖にして、子どもの声を聞き、思いを受け止める。 ② 共感が基本態度。 ③ 「毅然と指導する」とは、言い換えるならば、はっきりと自分の考えを伝えること、である。 最も大きな学びだったのは③です。「毅然と」の意味がこれまで曖昧でした。これは、高圧的に指導することではありません。2022/09/24
ak
1
小中学生を育てている方向けのアドバイスと、尾木ママのなりたち。子供が成長して悩んだらまた読みたい。2022/04/17