内容説明
「問題児」「不登校」「学習障害」…精神科医・石田一宏氏の子どもの発達論と、受け継がれた実践から子どもの実態を見つめ、発達の臨界期、子ども時代ルネサンスを問う。
目次
1章 子ども時代のルネサンスを(子ども時代は思い出深い楽しさで満ちていなければならない;食事が人生を楽しくする 食文化を身につける教育 ほか)
2章 子どもの発達の法則(覚醒からはじまる;たっぷりと豊かな感情を育てる ほか)
3章 不登校問題を考える(親と教師の連携で子どもの「生きる力」をはぐくもう;安心して過ごせる「ひだまり」の存在は大きい ほか)
4章 子どもの発達の臨界期(三〇年間のデータ比較から子ども時代の意味を読み解く;学習障害をかかえる由利子の成長記録)
5章 総論 人間と自然が育てる(子育ての科学・哲学をもって;子どもの発達の臨界期 ほか)
著者等紹介
石田かづ子[イシダカズコ]
1949年、千葉県生まれ。元養護教諭、元学童指導員。千葉市を中心に小・中学校の養護教諭として勤務、全国養護教諭サークル協議会に加盟。全国養護教諭サークル協議会研究推進委員、機関誌『保健室』の編集に携わる
石田一宏[イシダカズヒロ]
1938年、福井県生まれ。金沢大学医学部卒。代々木病院神経科医長、新松戸診療所所長、東葛病院副医院長、東京勤労者医療会副理事、勤医会東葛看護専門学校初代校長、福井県の老健施設「あじさい」施設長、東京勤労者医療会名誉理事を歴任。「酒の害から家族を守る会」(後に「心の病をもつ人とその兄弟姉妹の会」)、「不登校問題を考える東葛の会」、「子どもの発達研究会」を発足した。2000年2月永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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