内容説明
1960年代前半の大阪―“こんな自分はいやだ”と、生きる価値を模索する青年を描く長編。
著者等紹介
草薙秀一[クサナギシュウイチ]
1946年兵庫県生まれ。作家、日本民主主義文学会会員。主な著書に、日本民主主義文学同盟編『民主文学 小説の花束3』(1990年、新日本出版社)所収「蜜柑畑」、「フィリピンからの手紙」(第5回『文化評論』文学賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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TITO
13
環状線の桃谷辺りの1960年頃の若者の成長の物語。勉強する意味がとてもすんなりと入ってきて、ちょっと読みにくいかもしれないけど中高生に読んで欲しい。2021/02/01
カニック
6
1960年大阪の中でも色んな意味でコアな生野区で生まれ育った少年の成長物語。結構リアルな描写で面白かったです。タイトルの大阪環状線の意味はイマイチわかりませんが。2023/08/23
ゲバイタ・クマオ
4
「しんぶん赤旗」に2019年3月22日〜8月27日まで連載された小説。まとめてあったものを読んだ。単行本は2020年2月14日に新日本出版社から発売だ。 1960年代前半の大阪生野区を舞台に、主人公の少年、辻聖一の中学・高校時代を描く。友人達との関わりの中で内面的に成長していく物語が快い。 舞台の地域柄、多くの在日韓国・朝鮮人の登場人物が出てくる。在日韓国・朝鮮人の人たちへの差別の問題も考えさせられた。2020/02/07
shuco
2
環状線一周してくれるのかと思ったら桃谷から天王寺あたりだけだった笑笑 2021/02/12
vivi
2
★★★☆☆2020/05/17