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第1部 資本の生産過程(資本の蓄積過程(単純再生産;剰余価値の資本への転化;資本主義的蓄積の一般的法則;いわゆる本源的蓄積;近代的植民理論))
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
樋口佳之
53
もしも貨幣が、オジエの言うように、「頬にはじめから血斑をつけてこの世に生まれてくる」のだとすれば、資本は、頭から爪先まで、あらゆる毛穴から、血と汚物とをしたたらせながらこの世に生まれてくる。/版違いで三十数年ぶりの第一部再読。モデルを求めて「昔の人はホント大変だったのだな」なんて読んだジャーナリスティックな事実が「おまえのことを言っているのだぞ!」とリアルにせまってくる時代になるなんて。/「あれが足りない、これが無い」なんてお話がされるけど、それここに書いてあるではと思う事もたびたび。(続)2023/12/23
Daiji
3
苦節二年、何度も読み返しながら、ようやく資本論第一部全4冊を読み終えた。時代背景を世界史で勉強しながらいくと、少し読みやすくなります。さて、読み終えた僕はマルクスに反論できるのか?2022/04/03
gkmond
2
うひょう3分の1読み終えた。この時代の後どんな社会運動があって今に至るのかとかに興味を覚える。法定最高賃金って恐ろしいもんが出てきたが改憲案も示さないで安定多数を自民党がゲットしたら、これ復活できるような文言の改憲案示してほとんど報じられないまま国民投票で改憲成立ってなったりしてねと思った。2022/06/25
Akiro OUED
2
資本が集中する過程をジェネシスから解明する。そこでは、資本主義が、所有に始まり、生産様式になり、支配体制へと行き着いた。労働者を搾取してデカくなった資本を、人民大衆が収奪するっていうご託宣が、最後に急登場する。商品の価値のたとえ話から、ここまで語るとは。やるな、マルクス。2020/12/24
Juonn Izuhara
2
資本の収奪がプロレタリアートを用意する。2020/10/26