内容説明
犬の散歩中、ぼくはおなかが痛くなったので、公園のトイレへ。でもそこは、幽霊が出るといううわさがあり、トイレを使う人がいなくなったようだ。幽霊が出るなんて、どうせただの噂だ。大丈夫、怖くない。
著者等紹介
有田奈央[アリタナオ]
1979年福岡県生まれ。絵本作家。デビュー作『おっぱいちゃん』(2013年、ポプラ社)で第24回けんぶち絵本の里アルパカ賞受賞
軽部武宏[カルベタケヒロ]
1969年東京都生まれ。画家。個展、グループ展にて作品を発表している。『のっぺらぼう』(杉山亮・作、2010年、ポプラ社)で第16回日本絵本賞及び読者賞、『ばけバケツ』(2017年、小峰書店)で第23回日本絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
140
かなり子供向けの絵本にしては怖い感じです。私でさえむかし子どもの頃のトイレを思い出してしまいました。この公園のトイレもそうですがまたぎ式でむかしは下が肥えツボでした。いまはほとんどないので怖くないのでしょうが、子供にはかなりの恐怖心を与えそうです。2021/03/05
ぶち
120
怖いことを承知で、いや怖さに引かれて図書館から借りました。 心して読んだのですが、想像以上の怖さです。空気のよどみ、床のジメジメ感、行ってはいけないと感じる恐怖感.....こんな細部の空気感まで表現した絵と文。 最後のページのイメージが頭の中にこびりついてしまっています。"おいで"と誘われても行けるわけがありません。小さな子はトイレに行けなくなってしまうかもしれません。2020/08/03
馨
116
怪談絵本。これはガチのやつではないですか?(汗) 公園とか、道路沿いとかに出来た公衆トイレって何であんなに不気味で怖い感じなのでしょうね。どこも一緒なんだなと思いました。私も大人の今でも恐いので入れません。2020/04/12
あっか
98
読メで気になった新刊絵本。内容を知らずに子ども3人に読み聞かせしましたが…あるページを開いた時わたしも思わず「うわああぁ!!」と叫んでしまいました(((;゚Д゚))))小3&小1は目を塞いで直視できず、3歳末っ子はマジ泣きでもう本を見るだけで「こわい〜やめて〜」と泣く始末w絵も演出も子どもにとってはガチのリアルで怖い本です(≧∇≦)多分こういうので一生公園のトイレが何となく怖くなっちゃうんですよねー^^;ひっそりとなぜか置いてある乳母車や杖が良い味出してます。乳母車、何とか止めようとしているように見える…2020/01/25
chimako
96
2年生に「いいお話と怖いのとどっちにする?」と聞いたら「怖い方がいい」とのことで読んだ一冊。最後にどーんと怖いのは「いるのいないの」のテイスト。中学生でも「こわっ!」って仰け反った。読み方の工夫が大切。けど、「いるのいないの」の方が怖いな。2020/07/30