内容説明
コロナ禍で明確になった格差社会の大破綻の下で、イタリアの楽天性や暴力を排して堅実に歩む東欧など、新しい変革への原動力を描く書き下ろしの力作!
目次
第1章 自立と連帯の社会―イタリア(白いマックのローマ;赤い街ボローニャ;花の都フィレンツェ)
第2章 連帯が抑圧社会を覆した―ドイツ、チェコ、ポーランド(ドイツ―勇気を奮い起こした人々;チェコ―自由な言葉を求めて;ポーランド―「連帯」による抵抗)
第3章 歌と人間の鎖で連帯した人々―バルト三国(バルトの大地へ;ロシアとドイツのはざまで;歌う革命)
終章 分断の新自由主義から連帯の時代へ―世界から日本へ(「コロナ」から見える不平等社会;新自由主義に立ち向かう世界;連帯する日本の市民運動)
著者等紹介
伊藤千尋[イトウチヒロ]
1949年、山口県生まれ。71年にキューバでサトウキビ刈り国際ボランティアに参加。73年、東京大学法学部を卒業、「東大ジプシー調査探検隊」隊長として東欧を調査する。74年、朝日新聞社に入社。東京本社外報部などを経て、84~87年サンパウロ支局長。88年『AERA』創刊編集部員を務めた後、91~93年バルセロナ支局長。2001~04年ロサンゼルス支局長。現在はフリーの国際ジャーナリスト。「コスタリカ平和の会」共同代表、「九条の会」世話人も務める。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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