出版社内容情報
春になって学校に行ったら、生徒はわたしだけ。みんな別の学校に行ってしまった―。「学校がつぶれてしまう」と心配する先生たちは…学校に行ったら、生徒はわたしだけ。みんな別の学校に行ってしまった―。「学校がつぶれてしまう」と心配を募らせる先生たちは、女の子にあるだけの知識を教えます。でも熱くなるあまり、互いにけんかを始めた先生たち。怖くなった女の子は、教室からそっと逃げだして…。女の子が学校の外で出会い、見つけて、感じたこととは―?
劉旭恭[リュ スゴン]
著・文・その他
松本猛[マツモト タケシ]
翻訳
著者等紹介
劉旭恭[リュスゴン]
1973年台湾台北石牌生まれ。国立台湾大学土木研究科卒業。1995年、「陳〓茜手作り絵本教室」に参加したのち、絵本の創作を始める。台湾の「絵本クラブ」会員
松本猛[マツモトタケシ]
1951年生まれ。美術・絵本評論家、作家、横浜美術大学客員教授、ちひろ美術館常任顧問、美術評論家連盟会員、日本ペンクラブ会員。1977年にちひろ美術館・東京、97年に安曇野ちひろ美術館を設立。同館館長、長野県信濃美術館・東山魁夷館館長、絵本学会会長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ももたろう
17
私も含めた大人の大半はテストで高得点を取れる勉強の出来る子を育てたいと思っている。でもそれって本当に子どもの為になるんだろうか。社会に出て本当に役立つことは案外教室の外にあるのかも。2020/11/02
退院した雨巫女。
8
《本屋》あのわたしだけの学校は、つまんない。私も行きたいとは、思いません。2018/11/14
遠い日
6
台湾発。淡い色使いのイラストの印象とはかけ離れたリアルな問題山積のお話でした。学校というものの機能、学ぶことの意義。本来あるべき学びの姿。そういったことをストレートに投げかけて来ます。「優秀な生徒」ってどういう生徒なのかな?勉強ができるってどいう状態のことかな?読み手を考えさせます。2023/12/08
さく
4
自然の中に、日常の中に まなびがある。先生たちの融合が未来の希望を見せてくれる2021/03/01
agtk
3
図書室にて。うーん。まあ言いたいことはわかるけどね。学校ってそういうところじゃないような気がする。2021/05/11