内容説明
美術部の部員は二人。放課後の静かな美術室が安らぎだった―はずなのに…!?こころは中学一年生。スケッチしていたところへ飛んできた野球のボールを、思わず両手でキャッチ!木下こころ、野球部、入りますっ!新しい野球ストーリーが始まる!
著者等紹介
横沢彰[ヨコサワアキラ]
1961年新潟県糸魚川市生まれ。『まなざし』で日本児童文学者協会新人賞受賞。日本児童文学者協会会員。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人
スカイエマ[スカイエマ]
東京都生まれ。文芸書・児童書・雑誌を中心に装画・挿画の仕事多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
麻ノ葉
16
6年生の男子が、おもしろいと教えてくれた本。 以前も野球の小説を探していて、定番『バッテリー』を気に入ってくれたので、今回は私が読む番。 意外にも主人公が女子。「ピッチャーの真剣な球を受けたい」という気持ちに火が点いたあのシーン、とてもいいなぁと思う。私も、そんな気持ちで仕事をしていること、あの子に伝わるといいな。毎日勤務じゃないので、会えなくてもわかるようにしっかり感想を書こう。2020/12/02
マツユキ
15
小学生の頃、いじめられ、人を避けるようになった中学生のこころが、ある出来事をきっかけに野球部に入り…。入部までの流れに不自然さに感じつつも、野球部員の真剣さ、野球の面白さを素直に受け入れ、野球を始めたヒロインの勇気が素晴らしいです。野球部員たちも印象良し。全5巻続けて読みたい。 2024/02/24
頼ちゃん
8
スラスラ読めた。無理はあるけど、面白い。こころがんばれって言いたくなる。やりたいことが見つかってよかった。まだまだこれからだけど。2019/05/27
ぽけっとももんが
8
ジャケ借り。躍動感のあるスカイエマ氏のイラストがふんだんで、物語に鮮やかな色を添える。小学校時代のミニバスでいじめられて以来一人でひっそりと中学生活を送っていたこころが、野球経験者と間違えられて野球部にスカウトされる。もちろんお試しで立ったバッターボックスで秘められた才能が一気に開花したりはしない。それで安心した。きちんと地味な練習と努力を積み重ねていく。男子の中で女子一人やっていけるかと迷うこころが、どうせ今だって一人なんだ、とその状況を一気にプラスに裏返すところが印象的。2018/10/21
ゆっき
8
大好きなスカイエマさんの絵につられて図書館から借りました。でもとても面白かったです。勇気を出せば人はいつでも変われるという前向きな作品でした。2018/09/24
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