内容説明
「家にも学校にも居場所がなかった」「オレなんか、この世から消えたらいい」社会の片隅で生きる子どもたちの、声なきSOS―。格差と貧困の拡大の中で、否応なく傷つけられる子どもたち。困難の中でも懸命に生きる彼らに、私たちはどう手をさしのべるのか。
目次
第1章 親になる子どもたち(絶対、産みたかった;「居場所」がなくて ほか)
第2章 はじかれる子どもたち(「虐待ということなのよ」;カーテンが引かれた部屋 ほか)
第3章 「問題児」のレッテル(「一人でがんばらなくていい」;「美容師になりたい」 ほか)
第4章 バイト漬けの高校生(家計のために編入;滞納分夏のバイトで ほか)
第5章 居心地のいい場所(生きる力をはぐくむ;折り合いをつける時間 ほか)