内容説明
過密労働、うつ、自殺…危機を越える共同と共感の力を探る。
目次
第1部 日本の教師たちの今日的な受難(ある新採教師の被災事件が教えること;教師1年目は特別に難しくなっている!?;教師たちが置かれた圧迫状況とその背景要因;教育改革・教育政策が進める「行政犯罪」)
第2部 教師という仕事柄の歴史的・文化的再考(学校教師という存在の歴史的・社会的な特徴;教師の教える仕事の意外なほどの難しさ;教員文化・学校文化という存在とその働き;「文化の共有関係」はどう衰退したか)
第3部 日本の教師たちのアイデンティティと希望(教師には教職アイデンティティが必要である―国際比較調査から;日本の教師たちが持つ「教育実践」志向;教師の教育活動が教育実践として生きて作用するために;日本の教員文化の再構成をめぐる課題―苦難から希望へ)
著者等紹介
久冨善之[クドミヨシユキ]
1946年、福岡県生まれ。一橋大学名誉教授。教育社会学。東京大学教育学部卒業。1974年同大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。北星学園大学専任講師・助教授、埼玉大学助教授、一橋大学助教授・教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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