内容説明
もしもバイオリンがなかったら、アウシュヴィッツを生きのびることはできなかった。101歳の生還者の“警告のための記憶”。
目次
ウィーン生まれのルヴフ娘
音楽と学問の年月
戦争勃発
ソ連占領時代―一九三九年~一九四一年
ドイツ体制
「わたしたちの逮捕理由は何ですか?」
ウォンツキ刑務所にて
家畜用貨車で未知の場所へ
ビルケナウの監房にて
「ここにはせめて空間があるわ!」〔ほか〕
著者等紹介
ドゥニチ‐ニヴィンスカ,ヘレナ[ドゥニチニヴィンスカ,ヘレナ] [Dunicz‐Niwi´nska,Helena]
1915年、ウィーンで生まれ、その後、ポーランドの故郷ルヴフに両親および二人の兄とくらす。10歳からポーランド音楽協会高等音楽院でバイオリンを習い始め、大学で教育学を学ぶ傍らも、音楽教育を受け続ける。1939年9月、ソ連軍のポーランド侵攻後、長兄ヤンはワルシャワで地下活動に入り、次兄ボレスワフはルヴフを出てイギリスに向かう。1940年6月、父親がルヴフにて病死。1943年1月、ヘレナは母親とともに逮捕され、ルヴフの刑務所に拘留された後、同年10月にアウシュヴィッツ強制収容所に移送される
田村和子[タムラカズコ]
ポーランド児童文学翻訳家。1944年、札幌市生まれ。79~80年、家族とともにポーランドのクラクフ市に滞在。93~94年、クラクフのヤギェウォ大学に語学留学。96~97年、東京外国語大学研究生。97~98年、クラクフの教育大学で児童文学を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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キムチ
breguet4194q
キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
Nobuko Hashimoto
カキ@persicape