人はなぜ星を見上げるのか―星と人をつなぐ仕事

高橋 真理子【著】

新日本出版社（2016/08発売）

• サイズ B6判／ページ数 173p／高さ 19cm
• 商品コード 9784406060448
• NDC分類 440.4
• Cコード C0044

内容説明

星野道夫に、オーロラに憧れた高校生は、研究者から星と人々をつなぐ仕事にふみだした…宇宙飛行士のウェイクアップコールに使われた「星つむぎの歌」をつむぎだした人びとの想い。視覚障害者が、星空に抱く想い。震災に遭った人々が、満天の星空にもらった希望と勇気。星と戦争の関係を掘り起こし、織り姫星にかけた人びとの平和への思いを伝える。星と人とをつなぐ仕事を通して見えた人の思い、未来を語る。

目次

そうだミュージアムをつくろう
子どもたちの宇宙を原点に
「オーロラストーリー」が生み出したもの
心の中の星空をドームに―プラネタリウム・ワークショップ
星空が教えるめぐる時
星を頼りに―ぼくとクジラのものがたり
星で心をつむぐ―星つむぎの歌
見えない宇宙を共有する
星から生まれる私たち
遠くを見ること、自分を見ること
戦争と星空―戦場に輝くベガ
星がむすぶ友情―宮沢賢治と保阪嘉内
ほしにむすばれて―人と宇宙のドラマ
震災の日の星空
手紙を書くくこと、見上げること
音楽とともに
宙をみていのちを想う―医療・福祉と宇宙をつなぐ
星を「とどける」仕事へ

著者等紹介

高橋真理子［タカハシマリコ］
１９７０年、埼玉県出身。宙先案内人。北海道大学理学部、名古屋大学大学院で、オーロラ研究を行う。９７年から山梨県立科学館天文担当として、全国のプラネタリウムで類をみない斬新な番組制作や企画を行う。２０１３年に独立、宇宙と音楽を融合させた公演や出張プラネタリウムを「とどける」仕事へ。特に、本物の星空を見ることのできない人たちに星空を楽しんでもらう「病院がプラネタリウム」プロジェクトでは、全国の病院からオファーがある。現在、星空工房アルリシャ代表、星つむぎの村共同代表、日本大学芸術学部・山梨県立大学・帝京科学大学非常勤講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[Tadashi_N]

星空を見上げると、宇宙と一体になれる感じ。先週ご本人にお会いした。こういう縁を大事にしたい。

2017/07/13

[かもめ通信]

星空での被災地支援や「病院がプラネタリウム」などユニークな活動をしている“星つむぎの村”の中心メンバーである著者による、その活動に至までの興味深い軌跡。「星を見上げることと、手紙を書くことは似ている」と著者は言う。「相手を想うこと、自分を見つめ直すこと、そんな時間を、どちらの行為も与えてくれる」のだと。

2016/11/11

[なま]

★★★★★星野道夫に憧れた女子高生が漠然と「星と人をつなぐ仕事がしたい。」と言いながら本当にやりたいのか？という自問。自分が好きな事をなるべく捨てずに生きるには？人生に時間を作り出し考える事が必要。無知な著書がプラネタリウムで勤務する事が決まり、数々の企画をする中での人との出会い。平原綾香さんが歌った「星つむぎの歌」の歌詞の重さ、実際に宇宙に届くサプライズ！盲目の方が感じる事ができた星空、戦時中に勤労動員生として「高度方位暦」の計算を星でしていた事実、震災時の星空。一言一言が、胸を震わせる。

2017/11/19

[merci]

☆☆宙先案内人になるまでの軌跡と奮闘記

2023/09/26

[ぱや]

【古本】わたしには合わなかった。思っていた内容と違った。

2017/05/15