内容説明
トンちゃんの上ばきをかくしたのは、わたしです。ちょっといたずらしただけだったのに―。
著者等紹介
後藤竜二[ゴトウリュウジ]
1943~2010年。北海道生まれ。早稲田大学文学部卒業
長谷川知子[ハセガワトモコ]
1947年北海道生まれ。武蔵野美術短期大学デザイン科卒業。『ひつじぐものむこうに』(文研出版)でサンケイ児童出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遠い日
14
後藤竜二さんらしい、ひりひりするような心の痛みをリアルに表現した、物語というより、連作散文詩のような作品集。1994年に新聞に連載されたものを編集。子どもの揺れ止まぬ心を大きな胸で受け止めるかのような懐の深さ。言えなかったこと、立ち止まってしまったこと、でも、いつも考えていた子どものころの気持ちが還ってくる。2016/02/20
ヒラP@ehon.gohon
11
後藤竜二さんと長谷川知子さんが描くと、子どもたちは何を見ても生き生きしています。 トンちゃんの絵日記のような絵本で、どのページを開いても、微笑ましい気持ちになりました。 きらめきを集めたような絵本です。 子どもの小さいころや、自分自身の幼い頃を思い出して、胸がきゅんとしました。2016/03/30
なかちゅう
8
どのお話も、子どもたちがすごく生き生きとしている。どこにでもいるような子どもたち。今だと、ちょっとした事でも大人が介入してしまうことが多いけど、実は自分たちで解決できることもあるんだよと言われているような感じ。もうちょっと、ゆとりをもってみてあげられないかな。そしてたき火の話のような的確なアドバイス?ができたら最高だと思う。2016/01/20
いっちゃん
7
日記かな?絵があんまり好きじゃないな…2019/11/04
みー
7
懐かしい昭和の子供時代。こんな風に、キラキラしていた時代が私にもあったんだろうなー。きっと・・・子供の日常を切りとった、とっても短い物語集。どれもが、懐かしく、切なく、楽しく、微笑ましい^^2016/06/06