内容説明
認知症800万人時代にどう対応するのか!当事者、家族、医療・介護従事者への必須知識、社会全体で支えていくあり方を考える。
目次
第1章 予想を超えて増える認知症(「もの忘れ外来」に行ってみた;やっぱり認知症、治療はどうする?;認知症の進行に有効な予防方法は?;注目されるレビー小体型認知症;若年性認知症の場合は?)
第2章 明るい認知症闘病生活をめざして(「認知症カフェ」で仲間づくりを;「おひとりさま」が認知症になると?;周囲の対応で変わる認知症の人)
第3章 深刻化する認知症患者(崩壊する地域社会、増える「漂流老人」;認知症に対する行政の対応;二〇一一年三月一一日、認知症の人に何が起きたか?)
第4章 未来を夢見て連帯の力で(外国の認知症対策;年金・医療・介護制度の改善なしに救われない;高齢社会を国民の力で成熟した社会に)
著者等紹介
宮澤由美[ミヤザワユミ]
1962年福岡県生まれ。日本神経学会専門医、日本認知症学会専門医。香川医科大学医学部(現香川大学医学部)卒業。福岡医療団・千鳥橋病院をへて、横浜勤労者福祉協会・汐田総合病院。現在、リハビリテーション科部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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へロム
44
認知症800万人の時代と言われ、ニュースなどテレビでも認知症について情報が多く提供されるようになってきました。認知症はますます身近な問題になってくると思いますので、この本で認知症の現状を知ることができます。【図書館本】2015/12/04
魚京童!
9
認知症なー。なー。親がなー。なー。2015/11/03
fukura
1
おすすめの本。2016/02/28
大西正志
0
単なる認知症の解説書ではなく、書名のように認知症の人々を社会がどう支えているのか、支えていくべきかを記している。医療生協やNPOの取り組み、事例から本人、家族が出会う様々な課題の紹介が詳しく分かりやすい。国の医療社会保障 の切り捨て策に鋭い批判。高齢者、認知症の人の尊厳ある生活が保障される成熟した社会、そのための連帯を説く。2015/12/15
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