内容説明
これは「自分の問題」。原発事故のその後、知っていますか?
目次
第1章 知らなかった福島の「今」(大切なのは事実を知ること;避難地域と避難者の状態 ほか)
第2章 広島で知った「今」の問題(被爆・被曝、そして核兵器は「今」の問題;原爆投下時に何が起きた? ほか)
第3章 原発と原爆の関係を考える(はじめに原爆ありき、原子力発電も軍用から;アメリカの核軍拡戦略が生み出した原発大国・日本 ほか)
第4章 あの場に行ったからこそ見えたこと“ゼミ生座談会”(いつのまにかの思い込みに気づかされた;たくさんの人の思いにふれて ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miki Shimizu
1
このシリーズ出るたびに買って読んでる。関西に住んでいる学生が、福島に行く。原発や原爆、原子力発電について学ぶ。そして、自分も関係がある!と考え始めるっていうところがステキ。2016/03/05
kadoyan
0
「核」でつながるフクシマとヒロシマ。女子大のゼミで訪問し、まとめられている。福島の「今」、ヒロシマの「今」の問題を正確に知ることが大事だと、それぞれまとめられているとともに、原発と原爆を考える項も。アメリカ政府が世界で始めてつくった原子炉だという「シカゴパイル1号」のことは初めて知った。原子炉の原点は、核兵器のためにつくられていたことを改めて指摘。最後の女子大生と先生の対談。話を聞いて「ちょっと怒られたような気分になった」「受け身になることしかできなかったような」などの学生の率直な受け止めに学ばされる。2016/02/02