目次
1 あなたが学べば社会はよくなる!
2 日本社会はどうなっている?(知っていますか?「社会科学」という言葉;現代日本は資本主義の社会;「財界言いなり」政治の実態は;“アメリカ言いなり”のはじまりは;“海外で戦争をする国”へ向けて;世界の大きな変化と時代遅れの日米同盟;戦争の歴史を知っておかねば;戦争「違法化」への努力と日本の役割;侵略を正当化する力の強さ;安倍政権の下での日本社会;平和・民主主義の日本の成熟へ;資本主義を超える未来の社会)
著者等紹介
石川康宏[イシカワヤスヒロ]
1957年北海道生まれ。神戸女学院大学教授(経済学)。京都大学大学院経済学研究科後期博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
79
”マルクスのかじり方”に続いて。 ん~、今だにバリバリ共産党ぽいんだけど、それってどうなんだろう 安倍さんもう亡くなってるし2024/07/17
壱萬参仟縁
31
関心のあることっていうのは、案外大事。社会を学ぶときに大切なのは、身近で、切実で、関心のあるテーマをとりあげたときに、それをどれくらいの深みをもって学ぶのか(13頁)。学ぶというのは、自分でテーマを見つけ、自分からそれへの答えを探しに行く、能動的な行為(27頁)。学部に入学した学生向けのエールと思えた。日本の財界団体の端緒は1922年の日本経済聯盟会(80頁~)。2014年時点で安倍人気のかけらもなく、自民党は17%しか支持されていないことがわかる(162頁)。この層が半分しかアベを支持していないなら、2016/06/10
まゆまゆ
5
社会について学ぶ、とは?入口は何でもよく興味関心を持ったことについて歴史を遡り掘り下げていくこと、その過程で得た知識から自分なりの考えを持つことが勉強である。歴史、特に戦後の近代史をきちんと学ぶ必要性を痛感するなぁ…政治に無関心でいることはできるが政治と無関係でいることはできない、とは名言。2016/02/04
Takao
2
2015年7月発行。石川先生による「社会科学入門」。日本の政治、経済、社会をどう見て、変革の展望をどう描くのか。「財界主導/対米従属/侵略肯定」を現代日本が抱える課題として捉え、歴史的な背景と展望を語る。2015/08/14
honyomitai46
1
石川氏の本は個人的には非常に接しやすい。「対米従属」「財界主導」「侵略肯定」ー日本が抱える3つの問題を丁寧に解きほぐしてもらえる"社会をかじる"入門書としてとてもいい。石川氏が大学の最初で「侵略戦争だったこと」を伝えてもピンと来ない若者。自分もそうだった。特に1931年の満州事変から戦後までのわずか15年で日本がしてきたことには、驚いたし、靖国神社のこともさほど知らなかった。 これからもメディアに騙されず、社会を科学することを続けていきたいと思った。 2018/01/17
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