内容説明
「日本はどこと戦い、何をしたのですか?」「『慰安婦』はウソなのですか?」「首相の靖国参拝がなぜ問題になるの?」「日本は侵略の被害者に賠償したの?」…。素朴な疑問から見えてくる大切なこと。
目次
「永遠の0」が描いたもの、描かなかったもの
ヒロシマ・ナガサキは過去のこと?―いまなお残る国内の戦争被害1
戦争末期の東京で起きたこと、知っていますか?―いまなお残る国内の戦争被害2
わたしの街でも空襲があった?―いまなお残る国内の戦争被害3
戦争を誰が始め、誰が止めなかったのですか?
戦争末期の沖縄で何が起きたのですか?
日本はどこと戦い、何をしたのですか?
日本の「加害」、なぜ国民はあまり知らない?
日本は中国で何をしたのですか?
日本兵はなぜ残虐なことができたのですか?〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まあか
38
知らないことがほとんどだった。日本人って、めっちゃヤバい民族やん!野蛮やん!って思わざるを得ない。この本を読むと、日本人がやってきたことは最低で下劣で、中国人、韓国や朝鮮の人、アジアの人達には、頭があがらないのではないか?と、思わずにはいられない。書いてあることは正しいことだと思いつつも、頭が混乱し、受け入れきれず、読むのが辛かった。日本の戦争の「加害」にスポットを当てた内容。しかし、益々混乱。わからない。戦争に興味を持ったきっかけの百田尚樹の批判から始まる内容だったし、驚き‼️もっと調べていきたい!2020/12/09
うちこ
5
今年の秋から林芙美子の小説を読み始め、そこで描かれる戦前・戦中・戦後の時代の人々の会話や情景や心情は、わたしが学校で習ってきた戦争時代のイメージとは大違い。戦争について書かれた本を読もうと思いました。 林芙美子の小説で描かれる他人の見下しっぷりは、今の社会からさかのぼってなんら違和感のないものです。なのでこの本にある「日本兵はなぜ残虐なことができたのですか?」の章に書かれていることも、今の感覚からつるつるっとさかのぼって想像して、そのくらいのことをしていても意外性がない。やっぱりなという思いで読みました。2019/12/19
キンとギン
5
偏りがありすぎ。2016/01/06
ソウ
3
筆者の思想・信条が多分に反映されており、右の人達が読んだら卒倒する内容。うーんという箇所もあるが、日本の戦争はアジア諸国への侵略であった、南京大虐殺・慰安婦・強制連行があった、米の無差別空襲・原爆投下は戦争犯罪である、捨て石にされた沖縄等、8割は同意。拠って立つ所の違いで、同じ事象に対しても見方は異なる。被害者であるアジアの方々目線の内容。立っている場所が違ったままだと歩み寄りようがない。本書でも、海外では、アベちゃん達が極端な歴史修正主義者であると認識されていることが指摘されている。2015/07/17
P M
2
先ず南京大虐殺について 中国軍の敗残兵は軍服を脱ぎ市民に紛れる事 これによりゲリラが多く正規軍と市民の見分けがつかなかった事 これらの記述が無くただただ日本軍の残虐性を書き連ねている点は驚きしかない また特攻、靖国神社問題に関しても非常に偏った内容となっている 更には日本軍だけが虐殺、性奴隷を作ったとも捉えられる内容であり至らないも部分多い 正直日本の戦争を知りたいのであれば日本史の資料集を読んだ方がマシなレベルである