内容説明
こんな時代にどう自立?
目次
序章 現代青年の生きづらさ
第1章 雇用されるとは何か
第2章 正規雇用へのつきかた
第3章 青年と社会が開く自立への道
第4章 青年と親はどうするか
終章 社会への提言
著者等紹介
白井利明[シライトシアキ]
1956年、愛知県生まれ。大阪教育大学教授。博士(教育学)。愛知教育大学卒業、東北大学大学院教育学研究科博士課程後期中退。大阪教育大学助手、同助教授を経て2001年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こうちゃ
10
序章・現代青年の生きづらさ 第1章・雇用されるとは何か 第2章・正規雇用へのつきかた 第3章・青年と社会が開く自立への道 第4章・青年と親はどうするか 終章・社会への提言 雇用される側、雇用する側、サポートする側や親の立場から多方面に掘り下げる”こんな時代にどう自立?”2015/01/19
ネクロス
8
図書館。具体的解決策は個個人で行っていくしかないために内容としてはフワッとした印象。データ中心。個人的には非正規込みで個人として稼ぐ手段を身につけて行かないとな、と思ってる。アプリの広告収入作ろ。2015/08/01
Takao
2
2014年12月10日発行(初版)。2003年の『大人へのなりかた』の続編ということで求めたもの。前著とは異なり、青年・若者を対象とした各種世論調査・インタビューなどを駆使して、若者の職業観、社会観などを分析している。ちょっと読みづらく難渋したが、なんとか読み終えた。従来の就職(正社員)と結婚によって「自立」するという「自立」が困難な時代、若者はどうやって「自立」していくのか。親として、職場の先輩として、高校や大学の教員として、若者への様々な関わりかたがあるが、そんなことを考えるきっかけにはなったと思う。2019/08/18
@matsu
2
職場の人員削減による、熟練や世代の穴が開くことによる人間関係の難しさなどが企業がコミュニケーション能力を求める土台になっている。青年の生きづらさの背景に過剰に気を遣うコミュニケーションがある。主体性についての指摘も面白い。コミュニケーションに疲れ、一人でいることにホッとするというのは実感するし、そのことで孤立することで余計に周囲を気にしてしまう悪循環になるというのも納得。働かない・働きたくない青年の表層だけでなく、社会の構造を批判的にとらえて青年に寄り添いながら解決策もきちんと示す。大人に読んで欲しい本。2015/01/05
山田シロ
1
何で今の労働環境はよくないのか、就職のミスマッチは何故起こってるのか、そもそも働く(雇用される)って、正規社員と非正規社員の違いって何だ!と私が労働ということに関して感じてた疑問に応えてくれる本でした。どちらかと言えば青年側の立場に寄り添ってその社会背景から丁寧にときほぐしていくので分かりやすく、非常に参考になりました。読みやすくいろんな示唆に富んでるので、学生〜青年よりもっと上の世代まで幅広い年代の人に読んでほしい一冊です。2015/02/26
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