内容説明
ずっと1回戦負けだった亀中男子卓球部が市大会ベスト8に進出。4回戦に勝てば、念願の地区大会出場権ゲットだ!「中身で勝負だっ」―試合を楽しめ、拓!スマッシュ!男子卓球部物語。
著者等紹介
横沢彰[ヨコサワアキラ]
1961年新潟県糸魚川市生まれ。「まなざし」で日本児童文学者協会新人賞受賞。日本児童文学者協会会員。全国児童文化同人誌連絡会「季節風」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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杏子
5
1年前はあんなに弱かった男子卓球部が、ここまで来れた。技術的なことはともかく、それが一番心にしみる。弱小部でも一人一人が、協力して頑張ってきたからこそ。たとえ結果がついて来なくても、本気でやりたいことを一本やり通してきたことは、いつか必ず成果に結び付くよ。涙、涙の男子卓球部。読んでるこちらも泣けてくる。またいつか!2014/08/19
がばいおばちゃん
2
拓の2年目の市大会。1年目の第3巻では泣いたが、また泣きそうになった。それにしても顧問の沢田先生が生徒に向けるまなざしがやさしい。勝負どころでは適切なアドバイスもあるし、体罰もなく、生徒の自主性を重んじてここまで強くなっていることにうれしさを感じる。小山くんも、たよりないただの太った部員ではなく、欠点も含めてみんなに愛され、部長として信頼され尊敬されているのが伝わってくる。男の子たちの素直な感情が心地いい作品。2014/05/03