内容説明
キジトラ猫のミャーサの物語―家族の絆を取り戻すためのメッセージ―
著者等紹介
夢ら丘実果[ムラオカミカ]
東京都世田谷区出身。都立芸術高等学校、青山学院大学に学び、1993年より画家として活動開始。世界各地で展示会開催。全国の主要百貨店やホテルでの個展、グループ展を多数開催している。2008年チェコ共和国国立美術館ヴェレトゥルジュニー宮殿にて原画が展示され、チェコ平和芸術親善大使に就任。“癒しの画家”として、色とりどりの花が咲き香り、猫がたたずむガーデンの絵などを描いている。自作の絵本の読み聞かせを全国の小中学校や幼稚園等で行っている。社団法人国際文化芸術交流協会理事長
渡辺あきお[ワタナベアキオ]
福島県三春町出身。虫プロダクションを経て、TBSテレビ“日本昔話”の美術背景を描く。その後、絵本や童話の絵を描く。(財)日本ユニセフ協会のカードに絵を提供するなどのボランティア活動も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Smileえっちゃん
37
主人公の可愛い猫ちゃんの絵に誘われました。原発事故で、人間だけでなく、何の罪もない動物たちの生活が奪われ、綺麗な森、海、川が放射能で汚染された。その様子を猫のミャーサの目線で語りかけてくれる。淡い色使いと可愛い猫ちゃん、綺麗な風景が描かれている。今も故郷に戻れない人たち、必死に生きている人たちがいることを忘れてはいけない。そして2度とそのようなことが起こらないように、子供だけでなく、大人の方にも読んでほしい絵本です。2015/11/09
gtn
19
あの事故は、人災の要素も過分にあったことを忘れないようにしたい。2022/05/07
退院した雨巫女。
16
《書店》罪のない動物たちを巻き込んでるんだなあ。今回の震災は、人災により更に悲惨になってしまった。2014/07/17
ゆうゆう
1
原発について、自分ごととして考えるきっかけになる一冊。 作品の中で、ものしりの黒猫さんが言っている。『原子力は夢の力、幸せのもとだっていう人間もいた。なかには、あぶないってことに、気づいていた人もいたけれど、いつのまにか、あっちこっちに原子力発電所が作られていたの。中略。本当に幸せになったのか、みんなわかっちゃいなかったの。今だって、本当のことはわからないのよ。知っていたって、ちゃんと教えてくれないのかも知らないわ。自分で本当のことを見ぬく力をつけなくてはならないのよ。』いつもの暮らしを守りたい。2024/10/21
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