内容説明
財政危機、金融危機、実体経済危機の三重苦が悪循環する世界経済危機。問われる「アベノミクス」と日銀の独立性。
目次
第1部 21世紀型世界経済危機の構造とその行方(資本主義経済の現局面をどう見るか―リーマン・ショック後の世界経済;21世紀型世界経済危機の構造;国際金融危機=世界的大恐慌とマルクス経済理論;国家独占資本主義の現段階)
第2部 デフレ下の日銀の金融政策にたいする批判的検証(「アベノミクス」と日銀の独立性;政治的圧力下の日銀の金融政策;日銀の金融政策を憂う―民主主義社会における中央銀行のあり方;日銀の対米協調行動―2つのエピソード)
第3部 内生的貨幣供給論者としてのマルクス(マルクスと内生的貨幣供給論)
著者等紹介
建部正義[タテベマサヨシ]
中央大学商学部教授、専門は金融論。1944年大阪府生まれ。1966年大阪市立大学経済学部卒業。1968年大阪市立大学大学院経済学研究科修士課程修了。中央大学商学部助手。1979年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。