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内容説明
アルツハイマー病という重いテーマを扱っているにもかかわらず、不思議なほど明るくて活気に満ちた自伝的作品。
著者等紹介
ガイガー,アルノ[ガイガー,アルノ][Geiger,Arno]
1968年、オーストリアのフォアアールベルク州ブレゲンツ生まれ。ウィーン在住。1987年からインスブルック大学で、1990年から1993年までウィーン大学でドイツ文学、古代史、比較文学を専攻し、1993年から作家活動を開始。1986年から2002年までボーデン湖畔で開催されるブレゲンツ・フェスティバルでビデオ技術者として働くかたわら、1994年にオーストリア文部省の学術文化奨励賞を、1998年にはAbraham Woursell財団からヨーロッパの若手作家を助成する奨励賞を得る
渡辺一男[ワタナベカズオ]
1946年、神奈川県小田原市生まれ。東京都立大学大学院博士課程中退(ドイツ文学専攻)。1999年以降クレムス(オーストリア)に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
barabara
8
サリーのすべて、の人かぁ!個人的にはこのおじーちゃんに共感しまくり。今まで口下手で交際下手でなんとか生きてきた末の、老果てた姿から浮かぶ見捨てられ感。悲しい。殻に閉じこもる人生故に、なかなか認知症に気づいてもらえず子供達から邪険にされる。悲しいし旨が痛いけど、何となく子供達のことが分かる瞬間があってよかった。完2015/07/31
tellme0112
2
いい視点の話だった。父が、最近、何をするにも意欲がない。こんな感じだなあと思いながら、読む。どう向き合うのか、父以外の家族は、戸惑いしかない。一つのヒント。2013/10/10
putisiyante
1
年が明ける度に、自分自身や身近にいる人がアルツハイマー病になる可能性が増大する事をしみじみ感じる今日この頃。出来れば避けて通りたい話題であり現実である。読み終わってとても軽い気持ちにさせられた。しかし現実になったらこんなに上手く過ごせるだろうかとも思う。自分の家にいるのに自分の家に帰りたい。アルツハイマー病に限らず年をとると誰でも思う事ではないだろうか?又5年10年と経ってからも読み直してみたい書である。2013/04/06
kg
0
そのタイトルの「重さ」は感じない、からっとして案外読みやすい。主人公のやっかいでフクザツな心持ちがよくわかるし、共感すら感じさせる。いまの時期読んでおいてよかったよ2016/07/26
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