内容説明
ある夏の日のことです。スプリングフィールドの図書館ではたらくモリーは、まちがって車を動物園に入れてしまいました。巣やすみかをでてきた動物たちは、もう、本にむちゅうです。
著者等紹介
シエラ,ジュディ[シエラ,ジュディ][Sierra,Judy]
民俗学の博士号をカリフォルニア大学から取得。昔からある民話を子ども向けにおもしろく書き直した作品を数多く執筆。執筆の合間をぬって学校や図書館を訪れ、自作の読み聞かせを熱心に行っている。米国オレゴン州在住
ブラウン,マーク[ブラウン,マーク][Brown,Marc]
多くの絵本に登場し、エミー賞を5回獲得した米国のテレビ番組の主人公ツチブタ・アーサーの生みの親。クリーブランド美術大学で古典的な絵画の技法を学んだ。米国マサチューセッツ州在住
山本敏子[ヤマモトトシコ]
中学校、高等学校の英語科教諭を経て現在は目白大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たーちゃん
24
動物園にやってきた移動図書館。動物たちも本が大好きになったようですね。沢山の動物たちが色鮮やかに描かれていて楽しく読めました。2021/12/16
shiho♪
15
図書室本。 移動図書館が間違って動物園に…。動物たちは一頭一頭夢中になって本を読むものもいれば、何頭かにまとまって本を読むものも。この光景が図書室の普段の子どもたちの様子と一緒でクスッと笑ってしまいました。 本中には『ハリー・ポッター』や『オズの魔法使い』、『へびのクリクター』など図書室でも馴染みの本が載っています。 本の扱い方もお話として盛り込まれているので、図書室のオリエンテーションで読み聞かせるのもアリだなぁ、と候補に入れてます。2021/02/25
みさどん
15
動物も本を読んじゃうというよくあるテーマ。本の選び方や読み方がその生き物の個性に応じているという。昆虫館にて、虫が書いた俳句がおもしろくて気に入った。原著では詩なのかしらん。それにケチをつけるのがサソリ。実在の本も扱ってあって、蛇がヘビのクリクターのお話が好きっておもしろいじゃないの。2017/11/25
バニラ風味
13
ある日、移動図書館は動物園に来てしまいました。それを眺めていた動物たちは次々とやって来て、興味のある絵本を手に取ります。象は「ダンボ」だったり、ビーバーは「ダムの作り方」だったりして、くすっと笑ってしまいます。動物たちが本を読むことができたら、こんな風になるのかな!という遊び心がある楽しい絵本。こんな動物がいるんだ!という驚きもあります。動物たちとその表情、本のタイトルをじっくり見ると、作者ってユーモアのある方だなあ、と思いますね。小さな子ども~大人に読んでもらいたい、ステキな一冊です。 2014/05/24
いっちゃん
12
動物だって本読む楽しさわかるよね。通ってた大学で、必要単位をとれば司書の免許がとれたかもしれないのに、別の免許にしてしまった。モリーのように本好きに、本を提供するの、楽しいやろうな。2014/07/19