内容説明
西アフリカ、ガーナの北のサバンナ地方に伝わるむかしがたりをもとに再話。
著者等紹介
よねやまひろこ[ヨネヤマヒロコ]
米山博子。1959年、北海道大樹町生まれ。中京大学文学部心理学科卒業。大学時代に知り合ったガーナ人留学生を頼り、1989年、初めてアフリカの地を踏む。1994年よりガーナ在住。ガーナ大学付属レゴン国際関係学センター日本語講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちえ
26
アフリカ、ガーナの北部サバンナのシリグ村の女性たちが描いた絵とサバンナの昔話。こんなカラフルな絵と爽快な終わり方のお話は大好き(#^.^#)一人なんだけど、声に出して読んでみた。楽しい。それぞれ動物や色、模様には意味があって、シグリ村の家にはカラフルな伝統的壁画が描かれている。絵を描いた女性たち(SWOPA)はアートを通して、伝統芸術や文化の継承、女性の地位向上や子供や地位の生活向上を目指しているそうだ。2018/09/30
pocco@灯れ松明の火
17
民族文化:西アフリカガーナ地方の昔話を再話。この話を聞いた子らは一緒に「ウゴーゴ!」と叫んで楽しむよね。参加型絵本になる。出てくる動物に隠れた意味があり、色にも意味がある。>>何処の国の昔話・寓話・説話も楽しいし、愛があると思う。2012/06/15
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
西アフリカ ガーナの北サバンナ地方に伝わるむかしがたりを再話。知恵比べのおはなし。驕った者が最後は泣くことになりますね。2018/02/25
ののまる
14
ガーナの北部シリグの女性達が書いた絵と、おはなし。シリグでは女性が家の壁に独特な絵を描きます。2017/09/02
Cinejazz
13
ガ-ナのサバンナ地方に伝わる<悪賢い兎>の因果応報のお話。 🐰「最近〝ゴォ-ゴ〟と人を馬鹿にする言葉が流行っているが、それは、よくない言葉だ」 🐍「そうだ〝ゴォ-ゴ〟は、よくない言葉だ」 🐄「どうやって〝ゴォ-ゴ〟と言うのをやめさせるんだ」 🐰「いい案がある。〝ゴォ-ゴ〟と言ったものは、その場でペランペランの皮になってしまうのはどうだ」兎の話にのせられた動物たちの誓い「〝ゴォ-ゴ〟と言ってしまったときは、その場で皮になってしまうことを誓います」・・・『サラガのバオバブ』と同じ作者による絵本。2022/10/24