内容説明
時代閉塞を撃つ「革命」という希望。創作と成長の秘密に迫る画期的評論。
目次
はじめに(3.11以後の明日の希望;繰り返される「時代閉塞の現状」 ほか)
1 労働と文学との葛藤―天職観の反転(『学問のすゝめ』に反する生き方;人間を作ることが教育の目的 ほか)
2 『一握の砂』―「海」のイメージの反転と反復(三陸大津波を連想;南三陸沿岸への修学旅行 ほか)
3 日韓併合に抗する歌―亡国の認識(敵将やテロリストへの憐憫の情;テロリストの悲しき心 ほか)
4 「時代閉塞の現状」―社会進化論の受容と批判(社会進化論(社会ダーウィニズム)の流行
幸徳秋水の進化論受容 ほか)
5 辛亥革命という希望―啄木の中国観(辛亥革命への関心;新聞報道の辛亥革命 ほか)
おわりに(啄木の東北振興策;盛岡人への檄 ほか)
著者等紹介
池田功[イケダイサオ]
1957年新潟県生まれ。明治大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。韓国・東国大学校招聘特別専任講師、ドイツ・フライブルク大学及びボン大学日本文化研究所客員研究員を経る。現在、明治大学政治経済学部教授、同大学院教養デザイン研究科兼任講師、文学博士、国際啄木学会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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