内容説明
なぜ年間3万人以上が命を絶つのか―過労死・自死相談に携わる精神科医が命を救う社会システムの構築を提言する。
目次
第1章 自死とは―未遂者、遺族の思い(不況、離婚が引き金に;なぜ息子を救えなかったのか;多様な自死―著者の遭遇例から)
第2章 「自殺者三万人時代」VS「自殺対策基本法の時代」(「自殺者三万人時代」の衝撃;自殺対策基本法とは;「自殺者三万人時代」の原因)
第3章 メンタルヘルスから見た日本社会の異常(厳しい生活と労働の喪失;「三つの元年」とメンタル不全;ストレス社会日本!)
第4章 自死予防のために社会のシステムを見直す(予防対策の基本的な考え方;自死を防ぐために税金の使い道を変える)
著者等紹介
天笠崇[アマガサタカシ]
精神科医。1961年生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業、京都大学医学部大学院社会健康医学専攻博士後期課程。精神保健指定医、産業医、精神科専門医、公衆衛生学修士。現在、代々木病院精神科勤務。過労死・自死相談センター運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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