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ぼくが一番望むこと

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  • サイズ A4判/ページ数 32p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784406053341
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

内容説明

ぼくは、朝暗いうちから仕事に出かける。朝食ぬきでお腹がなっている。でも、ぼくの望みは朝食ではない―。黒人教育家ブッカー・T・ワシントンの幼少期をえがいた絵本。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nakanaka

94
奴隷解放から約150年。こういった歴史は決して忘れてはいけないことです。今では当たり前ののように出来ている文字の読み書き。勉強したくても出来ないという不自由な環境にいた当時の黒人の人たちを思うと我々がいかに恵まれた環境にあるのかに気づかされます。そして今なおアフリカでは識字率が低い国があるという事実を子供たちにも教えてあげようと思います。写真のような綺麗な絵が素敵で家族の愛情を感じる絵本でした。2016/04/13

かいゆう

39
アメリカの教育者、指導者ブッカー・トラバ・ワシントンの少年時代(1865年頃)の話。「ぼくたちはもう奴隷じゃない。自由になったんだ」けれど貧しく、まだ暗いうちから日が暮れるまで働く毎日。文字を教わりたい、字を読みたい。それが彼の願い。今この時代にも、教育を受けられない子どもたちが、教育を受けられなかった大人たちがいることも、日本の子どもたちに知って欲しい。土の上に文字の形を真似て書く少年の姿と、わずかな灯りの中砂に文字を書いていた二宮金次郎が重なりました。世界中の人が教育を受けられるようになりますように2016/05/27

たまきら

29
アメリカン・リアリズムを踏襲する美しい絵が韓国系アメリカ人によるものと知り、なんだか胸が熱くなった。人種に関係なくあの国の様々な問題も素晴らしい部分も、引き継がれていく。愛国心や民族主義という言葉が生理的に苦手な自分だけれど、もっと広い意味で人間という生物の可能性を信じていたいなあ…と思える絵本でした。2019/04/24

gtn

19
父や兄が見向きもしなかったそれをブッカー少年が希求した理由は、知的好奇心に加え、このどうしようもない現状を打開する鍵だと本能的に気付いたためだろう。結果的に大正解だった。2019/10/01

マツユキ

17
アメリカ合衆国憲法教育家で指導者のブッカー・トラバ・ワシントンの少年時代の物語。朝が来る前から、父と兄と一緒に岩塩の精製所で働く少年の願いは字を覚えることだった…。 イメージしづらい、字を知らないと言うことも、字を学ぶ喜びも、絵からまっすぐ伝わって来ました。時代が変わっても、自ら学ぶ人がいないと駄目なんだな。感動しました。 2021/08/06

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