著者等紹介
森住卓[モリズミタカシ]
1951年、神奈川県生まれ。フォトジャーナリストとして基地、環境問題などをテーマに活動。日本写真家協会(JPS)、日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)会員。1994年より世界の核実験被曝者を取材、旧ソ連セミパラチンスク核実験場の取材で週刊現代ドキュメント写真大賞を受賞。99年に出版の『セミパラチンスク』(高文研)で日本ジャーナリスト会議特別賞、平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞を受賞。98年より湾岸戦争で米英軍がイラクで使った劣化ウラン弾による人体への影響を取材し『イラク湾岸戦争の子どもたち』、イラク戦争前後には、爆撃されるイラク市民の立場にたった取材で『イラク占領と核汚染』(共に高文研)を出版。長年、「沖縄の米軍基地」取材を続けてきたが、2007年、沖縄の現在と過去の戦争を結びつける視点から、慶良間諸島の「集団自決」体験者の取材を始めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とよぽん
49
アメリカの核実験によって、マーシャル諸島に降った死の灰。島の美しい自然も人々の命も、放射線に汚染され破壊されて、いまだに苦しんでいる人がいる。太平洋の豊かな自然とともに生きる無辜の人々を核の人体実験の材料にして、核兵器を開発し続けてきたアメリカ合衆国。罪は大きい。島の人々の写真が胸を締めつける。2025/02/22
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
第五福竜丸からたどり着いた本。1954年アメリカの水爆実験により、風下の島々に死の灰が降り、今なお影響を受けている人々の姿。2018/10/06
ネジとサビ
4
美しすぎる写真だけに、胸が痛い。2020/05/09
クロノ
2
図書館で棚を見ていたら、たまたま目に入ったのでその場で読んでみた。 美しい島の写真と、いまだ癒えぬ凄惨な過去。人間の「自分だけが良ければ、他はどうでもよい」という身勝手さに悲しくなった。2025/06/07
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