出版社内容情報
アメリカの対外侵略を正当化する言葉となってきた「明白な天命」に抗して、不服従のたたかいをした人々を描き、反戦の伝統を探る。
内容説明
「多数派愛国心」への挑戦。巨大帝国への膨張を煽りつづける「明白な天命」に抵抗した人々がいた。
目次
序章 「約束の地」での征服と支配(「明白な天命」とピューリタン;ロジャー・ウィリアムズの「危険思想」)
第1章 インディアン戦争と奴隷の抵抗(アメリカ独立と「劣等人種」;フレデリック・ダグラスの証言 ほか)
第2章 テキサス併合とメキシコ戦争(メキシコ領テキサスの独立;ウィリアム・エラリ・チャニングと反戦 ほか)
第3章 「明白な天命」と帝国への道(「文明化」と領土拡張主義;スペイン=キューバ=アメリカ戦争 ほか)
終章 戦いの祈り
著者等紹介
池上日出夫[イケガミヒデオ]
1934年生。大阪外国語大学名誉教授(アメリカ文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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