内容説明
ぼくは足もとにころがっているコーヒーの空き缶を、おもいっきりけとばした。ヤバーッとおもったときには、おそかった。缶は、弧をえがきながら飛んでいく…。小学校中・高学年向き。
著者等紹介
中川なをみ[ナカガワナオミ]
山梨県に生まれる。「水底の棺」(くもん出版)で日本児童文学者協会賞受賞。日本児童文学者協会会員
舟橋全二[フナバシゼンジ]
神奈川県に生まれる。多摩美術大学デザイン科卒業。カナダ、アメリカに移住し、グラフィック等を手がける。切り絵手法によるイラストレーションをはじめ、壁画、立体造形などの分野でも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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読書国の仮住まい
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小学三年生の潤の放課後は塾通い。 学校では運動会の練習に忙しい。 父親が四月から単身赴任となったため母親の手伝いもする。 買い物に行ったスーパーで髪を黄色に染めた男の子と知り合う。 次の日彼はクラスに転校してきた。 明日香は大衆演劇の子で五日間でまた転校する。 何度か明日香に助けられながら、素直にお礼も言えないでいる潤。 さらに自分を好きなはずのももちゃんがプレゼントを用意していると聞きイライラが最高潮に。 その明日香も次ここに来た時の友達として、木に名前を付けていた。 熱射病で倒れた生徒に気遣いもなし?2022/10/28
火星人碧
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転校生としてやってきた「あいつ」。超然としてかっこいいやつ。黄色い髪のあいつは明日香。潤は何度も明日香に救われながら、気後れと嫉妬で素直になれない。しかし旅の劇団の子である明日香はたった一週間で転校していってしまうのだ。さあ潤、どうするよ? 大人になってもこういう関係は存在する。自分も「潤」なのだと思うと、くすぐったいような気持になる。 2017/08/25
ねええちゃんvol.2
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★★★ 国語の問題に使えそうな。 しかし、難しい。最後何て言いたかったのか?おすすめ:3年生~5年生2010/07/09
晴天2008
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3.5☆ ここで終わり?2008/08/21