内容説明
「およげないカバじゃ、しょうがないだろう」カバがおよげなかったら、カバではなくなってしまう。日本初の人工哺育されたカバ「モモ」は、なんとおよげなかった。誕生、水泳特訓、カバ池への引越し、結婚、出産、育児まで、「育ての親」・飼育担当の伊藤さんが大いそがしの日々を、はじめて語るカバ育て物語。モモが本当のカバになるまでをとおして、命の大切さをじんわり伝えます。
著者等紹介
伊藤雅男[イトウマサオ]
1961年東京生まれ。聖学院高等学校卒業後、3年間の(財)進化生物学研究所勤務を経て、長崎バイオパークの飼育係に。現在、長崎バイオパーク副園長
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感想・レビュー
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sarigreen
3
夫が児童書「きっと泳げるよ、カバのモモちゃん」を手に入れ喜んでいた矢先,同じモモちゃんの写真絵本があると知り,こちらも読んでみたいかと図書館で借りるが,夫「こっち(きっと…)の抜粋版だね。」とほとんど興味を示さず(泣。我が子にもまだ難し過ぎるので,仕方なく私1人読み。写真絵本だから,児童書「きっと…」に比べ,当然文章が短く写真もカラーで読みやすい。文章はちょっと作文チックで読みにくい所もあったけどw モモの成長の様子はとてもよく分かったし,モモへの愛情もジャブジャブ伝わって来た。子カバ写真,可愛過ぎv2015/01/15
飴
0
かばのモモがママになった!という絵本を読んでから、蔵書点検で、このドキュメント写真本を小学校の棚でみつけました。どのようにして人口哺育でかばさんが育つかが写真と文で描かれていますが、とてもリアルで子供にもわかりやすく、大人にもグッとくる内容でした。すでにモモは第五子を出産したと知り感慨深いです。上っ面の動物本ではなく、非常に内容の良い本でした。2018/03/30