内容説明
笹ヶ峰の山ばあばは太のパパのお母さんのお母さん。笹ヶ峰でくらしているから、山ばあば。子どもたちは親しみをこめてそうよび、おとなたちはこまったがんこなばあさんという意味で使う―。小学校中・高学年向き。
著者等紹介
小川英子[オガワヒデコ]
1950年新潟県生まれ。「ピアニャン」(講談社)で講談社児童文学新人賞受賞。日本児童文学者協会会員。「天気輪」同人。横浜ひがし・おやこ劇場会員
奈知未佐子[ナチミサコ]
東京都生まれ。漫画家。「越後屋小判」(小学館)で日本漫画家協会賞受賞
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感想・レビュー
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ミーコ
36
初読みの作家さん。タイトルと絵に惹かれて手に取った1冊です。元気ハツラツの山ばあばが 知らぬ間に連れて来たのは。。。 太君が影オオカミをやっつける為に奮闘する姿が面白かったです。すらすらと読み終わりました。2017/09/01
ととろ
1
コミカルな表紙の絵からは、想像できない、ちょっと怖い話。主人公の少年が、影のオオカミが盗んだ、妹の「ひかりの珠」を取り返しに行く。影、宝火珠(ひかり)、すりこぎ、スプレー缶、がっさい袋、サンショの木、風船、リボン、糊…物語の鍵となるモノが、バラエティーに富んでいて、読んでいて、物語の世界観がまとまらなかった。ファンタジーなところもあるし、オカルト的なところもあるし、洋物のようで、和物のようで…自分の頭の中の、どの引き出しに収めていいのかわからなかった。それがこの作者の持ち味なのかもしれない。2018/07/01