内容説明
表現することを通して培われる想像力や直感の力について、子どもの生活に根ざした主体的な表現とは―。現代美術教育の流れをリードした著者の理論研究の成果から、今日の課題にふさわしい論考を厳選。
目次
子どもと芸術
「生活」に根ざすことと「技術」の大切さ
図画工作・美術科の本質
認識と表現―滝本論文をめぐっての私の意見
美術教育における主観主義
図工・美術は教科として何故必要なのか
子どもたちに何をおくりとどけようとしてきたか―生活画のあゆみをふりかえりながら
美術作品との対話を深める授業
絵本のできるまで―童画における役づくり
自由画教育の再評価
岸田劉生の“図画教育論”