内容説明
歌集『みだれ髪』での衝撃的な登場以後、「君死にたまふことなかれ」をめぐる論争など、多くの警世の論文を残した晶子の人生と思想を描く。
目次
第1章 歌人・与謝野晶子の誕生
第2章 『みだれ髪』の衝撃
第3章 「君死にたまふことなかれ」と日露戦争
第4章 「山の動く日来る」のよびかけ
第5章 欧州外遊と大正デモクラシー
第6章 晶子の教育理念、作家との交流
第7章 日中戦争の嵐の中で
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリータ
13
◆初出は『大阪民主新報』2001~2002年の週刊連載、単行本(本書)は2003年新日本出版社刊。著者(1927-2022)は元大阪大谷大学教授、与謝野晶子の研究者。◆晶子の基本的な伝記的事項(来歴・事績)を紹介するとともに、教育や女性解放、政治に関する評論を取り上げ、晶子の思想が当時の社会情勢下でいかに民主的・進歩的であったかを賞揚する。ただし左翼団体の機関紙上の連載という点もあり、私の方では留保が必要(また散見される「新しい歴史教科書」など当時の保守勢力への批判的言辞は、今となってはノイズ)。2023/01/28