内容説明
兵士を戦争へ死へと駆りたてた軍隊の教科書=典範令の戦慄すべき内容。自由・自主の精神と反戦・反権力の志を胸にひめ、九十余年におよぶ生涯を、日本軍の戦場となり戦後は独立・復興に燃え、アジアへの取材に奔走した新聞人が、執念で書き下ろす。
目次
序章(「戦争法案」とのたたかい;戦争の「大義」)
第1章 典範令とは(軍隊の教科書;両刃の剣 ほか)
第2章 制服を着たフィロソフィー(「義ハ山岳ヨリモ重ク死ハ鴻毛ヨリモ軽シ」―勅諭;「兵馬ノ大権ハ朕カ統フル」―勅諭 ほか)
第3章 ジャーナリズム精神とはなにか(「戦争」を見る;アジア新生 ほか)
著者等紹介
丸山静雄[マルヤマシズオ]
1909年神奈川県に生まれる。1936年東京外国語大学卒業。1936年~74年朝日新聞記者(アジア各国特派員・論説委員)。1978年~86年東京国際大学教授。全国革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす全国の会)世話人
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