内容説明
太平洋戦争末期、極限状況で死と向き合った兄と弟。侵略戦争を美化する者への怒りの告発。
目次
第1章 「回天」「伏竜」―二つの海軍特攻部隊に所属した兄の証言(私はなぜ海軍に入ったか;武山海兵団から久里浜「対潜学校」へ;特攻隊へ志願 ほか)
第2章 「震洋」特別攻撃隊に所属した弟の証言(航海学校での体験;特攻要員の選抜;震洋隊基地で ほか)
第3章 アジア・太平洋戦争と特攻作戦(アジア・太平洋戦争の動向;「特攻」の成立と航空特攻の活動;水中・水上特攻隊の出現と「戦果」 ほか)
終章 特攻と戦争をくり返さないために
著者等紹介
岩井忠正[イワイタダマサ]
1920年熊本市生まれ。慶応義塾大学文学部卒業、商社員を経て翻訳業
岩井忠熊[イワイタダクマ]
1922年熊本市生まれ。京都大学文学部卒業、立命館大学教授、副学長歴任。現在、立命館大学名誉教授
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