内容説明
いつものような夕方だった。「また、あしたね」。六じぞうさんの前でわかれた子どもたち。1945年3月9日、東京の下町・城東区南砂町―。炎の中で死んでいった僕たちや私たちのことを忘れないで下さい、東京大空襲を伝えてください。本書は、幼い子供たちに戦争の悲惨を伝え、二度とこのようなことがなきよう平和を守ってほしいと願う絵本である。
著者等紹介
吉村勲二[ヨシムラクンジ]
1939年生まれ。6才の時神戸空襲を体験。東京大空襲記念集会実行委員
吉村ミヱ[ヨシムラミエ]
1943年東京生まれ。2才の時新潟へ疎開。東京大空襲記念集会実行委員
遠藤てるよ[エンドウテルヨ]
1929年東京生まれ。小学館絵画賞、「ミドリがひろったふしぎなかさ」(童心社)で講談社出版文化賞、「ぶな森のキッキ」(童心社)で絵本にっぽん大賞受賞。日本児童出版美術家連盟所属
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感想・レビュー
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
東京大空襲のおはなし。前日から話が始まり「また あした」の約束。守られることがなかった約束。当初は紙芝居として製作され、多くの声によって絵本化されたそうです。2019/07/14
kazu_tea
5
いつものように「また、あしたね」と約束して家へ帰った子供たちが、東京大空襲に巻き込まれ二度と会えない人となってしまう悲しみが胸に突き刺さりました。戦争は二度と起こしてはならない。2014/06/17
msハッピー
0
子どもの宿題本。 戦争はつらいな。 今でも戦争してる国があるのは、人間だからでしょうか? 2014/09/01