ミミズに魅せられて半世紀

ミミズに魅せられて半世紀

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  • サイズ B6判/ページ数 166p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784406028363
  • NDC分類 483.9
  • Cコード C0040

内容説明

荒れ地を変え、土壌をつくるミミズの役割を論じたダーウィンの著書にふれて、ミミズ博士になった女性科学者の半生。枯葉剤を是認する研究を拒否し、女性差別に屈せずみずからの研究環境を整え、ガラパゴスやギアナ高地など世界を駆けめぐる日々。

目次

ギアナ高地にミミズはいるのか?
私の生い立ち
自然科学研究を一生の職業として
初期の研究生活
世界のミミズ研究をめぐる状況
私の博士論文
大学に勤務する女性教員の仕事と出産・育児
女性が仕事を続けるために
三種の落葉樹の落ち葉の消失過程の研究
ミミズ研究をできなかった日々の研究
ミミズの研究にポーランドに出発
経済学部に転職して
ハワイ、パプア・ニューギニア、ガラパゴス、オーストラリアなどでの研究
小笠原諸島での調査
ガラパゴス諸島への再度、再々度の訪問
さらにミミズとともに

著者等紹介

中村方子[ナカムラマサコ]
1930年東京都生まれ。お茶の水女子大学理学部動物学科卒。理学博士。東京都立大学理学部助手を経て、現・中央大学経済学部名誉教授(生命科学担当)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ウララ

10
ずっと前に三省堂に注文までして買ったのに、ずっと積読になっていた。最近見つけて読み始めた。ミミズのことよりも女姓が研究職につくことの難しさを描いた半生記。年齢が私の父親くらいで、戦後大学を卒業して研究室の助手になるが、自分の研究を横取りされたり、母子家庭になったり、苦労の連続。でも女性の地位向上のため、研究以外の場所でも精力を傾けていて、そのパワーがものすごい。今の私たちはこういう人たちの努力で働きやすくなっているんだ。でもまだまだなんだけど、それを変えようというパワーは昔の人たちに比べると弱いと思った。2017/08/10

snsk

3
斎藤美奈子「本の本」でわりと持ち上げられてたので読んでみるかと思った…ってことをすっかり忘れたまま、ミミズ自体の生態やらを期待して読んでたら、かなり肩透かしを食らった。文章もどちらかというと拙い。けど、女性が働く、しかも子育てをしながら、ってことがまだまだ一般的でなかったときに、大学教員・研究者という閉鎖的かつモロ男性社会なとこで、苦労しながらも少しずつ状況を変えていった半生が垣間見えて、ジェンダー関連の本という文脈で読むと面白いと思う。2009/10/14

ひこうきぐも

2
「本の本」の書評で知り図書館で借りました。淡々と書かれているのですがすごい人生を歩み続けているのに驚嘆しました。枯葉剤が日本も関わり開発使用された事に愕然です。御用学者に腹が立ちました。2013/05/19

みやか

1
15時10分読了。リサイクル図書。論文っぽいパートと、著者の暮らしの環境などが書かれてあるパートとがあった。ライフワークとして何かを為すということは、研究だけとか生活だけとか切り離せない両輪なのだなぁとおもった。地道な基礎研究の手法にびっくりしたし、こういう方法で少しずつ解明されていったことの上にこんにちの学問があるのだなぁとしみじみ感じ入ったというか、深い感謝の気持ちがした。ある分野を愛する優秀なひとが、研究も生活もしやすい環境になってゆくとよいし、それによってもたらされる恩恵は計り知れないとおもった。2012/07/06

志村真幸

0
 著者はミミズの研究者。『ミミズのいる地球-大陸移動の生き証人』(中公新書,1996年)が有名。  本書は、女性科学者としての半生をふりかえったもの。研究上での差別、家庭の不幸。差別への戦いと、少しずつ勝ち取ってきたもの。わずかな支援者や理解者との温かい触れあい。そしてたまにミミズの話題が出てくる。  正直なところ、もっとミミズについて書かれているのかと期待していたのだが、断片的すぎてどうにも。  科学における女性史について知りたいひとにオススメ。 2018/10/12

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