• ポイントキャンペーン

生きている日本の方言

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784406028202
  • NDC分類 818
  • Cコード C0081

内容説明

民衆の豊かな創造力から生まれた言葉の世界。

目次

第1章 現代方言のさまざまな姿(方言と共通語;世代差からみた方言;場面によることばの使い分け;気づかずに使う方言;方言に包囲された東京語;東京語における言葉のゆれ;方言の発送を考える)
第2章 伝統的方言の分布をさぐる(東西方言の対立;方言周圏論とは何か;周圏論適用の限界;文献国語史からみた方言;方言の誕生;生活と方言;各地の挨拶表現;方言の将来)

著者等紹介

佐藤亮一[サトウリョウイチ]
1937年東京生まれ。東北大学大学院博士課程単位取得。国立国語研究所言語変化研究部第一研究室室長、フェリス女学院大学教授をへて、現在、東京女子大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

34
後半は徳川先生の方言地図分析の復習みたいだったが、前半はさすがに21世紀に入ってからの本らしく、方言学の新しい情報を得ることができた。「ら抜き」が予想よりも文章語の規範に抑えられていることは耳より情報。方言学も口頭語以外の影響を考慮すべきなのか。東京のことばもそのまま共通語ではなく、地域差もあるし、東京方言として扱うものなのだなと再認識した。2017/07/22

susu

1
場面によって方言と共通語とを使い分けているという話は真新しいものではなく、むしろよくあるネタとして楽しめました。我が家ではカボチャのことをナンキンと言うのですが、日本言語地図のカボチャの略図で、両親の実家のある小豆島が見事にナンキンの地域で驚きました。文法はともかく、語彙はどんどん共通語化されているのではないかと感じ、方言を専門にしようと考えている私には、すこし悲しくなりました。2013/07/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2345067
  • ご注意事項