内容説明
トトロの森と武蔵野林の保全にとりくむ筆者が四季折々の輝きをつづる。雑木林や里山が失われつつある。美しい緑とぬくもり、自然とふれあう身近な空間―その価値を見つめ、再生への道をさぐる。
目次
1 雑木林のなりたち(雑木林の登場;武蔵野の雑木林;サクセッション(生態遷移) ほか)
2 雑木林の自然史(雑木林の魅力―スプリング・エフェメラル;雑木林の植物季節;雑木林の植物二題 ほか)
3 雑木林のいま(人のくらしと雑木林の変貌;ササの繁茂と林床の植生;雑木林の「質」とこまぎれ化)
4 雑木林を守る・創る・育てる(雑木林を育てる;ふるさとの森;子どもの遊びと自然 ほか)
著者等紹介
広井敏男[ヒロイトシオ]
1933年11月生まれ。東京大学大学院博士課程修了、理学博士。現在、東京経済大学現代法学部教授。財団法人「トトロのふるさと財団」理事長。著訳書に『林のどんぐり』(新日本出版社)、『今日の地球環境』(共著、新日本出版社)、『多摩学のすすめI』(共著、けやき出版)、『多摩学のすすめII』(けやき出版)、『自然保護の生態学』(共著、培風館)、D・ブリックス他『植物の変異と進化』(平凡社)、レイ・ブロクター他『世界の樹木』(主婦と生活社)ほか
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