内容説明
四季の流れに転生をくりかえす名峰の諸相。山岳写真の世界的巨匠・白籏史朗が深い思慕を込め、迫力の大画面で贈る。転変・躍動する連峰の威容。
目次
春の息吹―後立山連峰
消えやらぬ豪雪―立山・剱岳
梅雨明け、盛夏へ―燕岳
花と残雪―白馬岳
躍動と、幻想と―槍ヶ岳
岩の殿堂―穂高山群
錦繍のとき―穂高涸沢の秋
新雪の到来―立山・剱岳
厳冬の山―槍ヶ岳・穂高岳
前山の冬―常念山脈・後立山
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あきあかね
16
残照を浴びた雪の剣岳、槍ヶ岳を背に咲く可憐なコマクサ、霧が立ち込める夏の朝の燕岳の幻想、秋の涸沢のまばゆい錦繍ー。この写真集には北アルプスの多彩な表情が収められているが、中でも雪山の写真が多い印象を受けた。あらゆるものを峻拒するかのように聳える厳冬の山もあれば、同じ雪山でも、茜色に染まる穂高などはどこか穏やかで、包みこむ優しさのようなものさえ感じられる。 生涯において、雪の高峰を実際に自分の目で見ることはないかもしれないけれど、日々暮らす同じ日本という地に、北アルプスという荘厳な場所があると思うだけで、⇒2023/08/05
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