内容説明
押しつけを許さない憲法の精神と民主主義の論理!近代国家のあり方として何が問われているか?国民的討論を広げ、教育現場への強制を許さない対話と共同に役立つ書。
目次
国旗・国歌を考える
「日の丸・君が代」と思想・良心の自由―アメリカの裁判例にふれて
日の丸・君が代問題と自民党政治
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハンギ
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共産党系の出版社から出版されているので、日本共産党が中心なところもあるけれど、勉強になりました。マスコミの調査によると日の丸法制化はやや賛成の人が多く、君が代法制化はやや反対が多いというのが当時の世論だったそうです(だいたい賛否は分かれていた)。そうした雰囲気を法律で押し付けて変えようとするのは自民党のさもしさだったと思います。当時の文部官僚にも、日の丸君が代の押しつけは内心の自由に抵触する、という理解を示した人もいた。(しかしその直後に人事異動。日の丸君が代強制は自民党と文部省の組織的犯罪でしょうか。)2012/09/05