内容説明
家永裁判とは何だったのか。なぜ教育への国家権力の介入は続くのか。原告とともに歴史の真実を歪めようとする教科書検定の不当性とたたかった32年を体験をまじえて語る。侵略戦争を美化しようとする勢力と対決した歴史の証言。
目次
序章 裁判に先行する時期
第1章 教科書検定を告発した一次訴訟
第2章 勝利をかちとった二次訴訟
第3章 国際批判を呼びおこした日本の教科書検定
第4章 80~90年代のたたかい
第5章 侵略戦争の真実を教科書に
第6章 32年目の最高裁勝利判決
終章 もたらされた成果と今後の課題