内容説明
過労死をひきおこすまで人々を駆り立てる日本企業の人事管理。この独特の仕組みの根幹をなす人事考課・能力主義の形成と特質を、国内企業の具体的な実態分析とともに、それとは際立った違いを見せる海外企業の実地調査を踏まえて解明する。
目次
序章 「働かされ過ぎ」と人事考課―「日本的労使関係」の特質と根幹
第1章 いまなぜ人事考課の「見直し」か―21世紀にむけて
第2章 職能給・職能資格制度と人事考課―A化学企業の事例を中心に
第3章 人事考課の日・英比較―在英日本企業の事例を中心に
第4章 日本的人事・労務管理とフレキシビリゼイション―国際比較のために
補論 昇進・昇格管理の形成と展開