内容説明
科学的社会主義は世界を、歴史を、そして社会をどうみるか。史的唯物論の基本命題を定式化した最初の著作『ドイツ・イデオロギー』の第一巻第一章を、原本に忠実な翻訳をめざし刊行。出版されず残された草稿を最新研究により編集する。「フォイエルバッハにかんするテーゼ」を付録とし、あわせて、懇切で興味つきない解説を付す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
上り下り澱
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イデオロギーとは虚偽概念のこと。ドイツの哲学者達は人間の解放を精神や自意識に求めたが、マルクスは人間の解放は経済の解放なくしてありえないと述べた。現代の目線からするとごく当たり前のことだと思います。2013/12/10
タロウ
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観念論を否定し、人間の行動そのものに戻れと訴える姿勢は、唯物論という否定的な響きの言葉でくくってはならない、むしろ実存哲学に通じる人間の本質を見ようとする考えに近い。観念論、イデオロギーに当て嵌められた人間は機械化され自己を失い、疎外される。そうではなくイデオロギーから離れた自己を見よ。そこにマルクスは労働を生活を見たのだろう。西欧を覆っていた貴族、ブルジョアたちが築いた実定法に欺かれず、自然法に則って真実を見ようとしたのだ。ただ、マルクスの観察は社会に止まり、さらに人間の探求に進まなかったところが欠点。2023/11/14




