内容説明
ネオ・マルクス主義など、マルクス主義国家論の歪曲・攻撃への批判的考察を通して、科学的社会主義の国家・階級・革命についての原理論の核心にせまる労作。
目次
1 国家・階級・革命論の史的考察(カール・マルクス―経済の論理と政治の論理;階級編成と生産的労働;国家論の基礎;マルクス=エンゲルスの革命論―多数者革命論を中心に)
2 ネオ・マルクス主義批判(マルクス主義における国家と階級闘争;フランスにおけるプーランツァス批判―プーランツァスの実践的立場;アーリ『経済・市民社会・国家』への批判的論評)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
11
マルクス主義の国家論や階級論を研究した本。ネオ・マルクス主義についても批判的に研究されている。著者はマルクス主義の国家本質論は、①階級論的側面、②分業論的側面、③機構としての国家の側面があるとしている。国家とは何かを把握することで、労働者階級がどのように階級闘争をしていけばいいのか考えることができるのだと思う。また民主共和制への発展が多数者革命を遂行し普通選挙で社会体制を変革していくのだと思った。土台・上部構造論についても経済的土台に基底されつつも相互作用があることが述べられており、学ぶことが多くあった。2016/03/27
-
- 電子書籍
- アジュール・ウォーズ【タテヨミ】 51話
-
- 電子書籍
- ツバサ(27)